俳人として世に名を遺した松尾芭蕉が1689年5月16日、その旅に出たとされる奥の細道。その旅路を清志郎が愛車と共にたどります。
この企画はNHK衛星放送の番組制作のために実現したわけですが、「ツール・ド・鹿児島」同様、このロードも清志郎にとっては記念碑的な旅となります。なにしろ今回目指す山形には、清志郎が自転車に乗るきっかけとなった人物がいるのですから。
10月17日(木) 快晴
★8:00
やはり晴れ男・清志郎の門出を祝うべく空は雲一つ無い快晴の下、先ずはスタッフ一行が深川は芭蕉稲荷前に集合。各自綿密な打ち合わせなどをして、清志郎の到着を待つ。
★8:50
萬年橋を渡って現れた清志郎はさすがに颯爽としている。見送りスタッフ(サイクルスポーツ編集長宮内さんも登場)と地元住民の注目を浴びつつ、芭蕉稲荷に旅の安全を祈願。
今回の旅のために自転車に装備を余儀なくされたGPSシステムやら、トラン シーバーやらを藤下メカが装着。一方、鹿児島に引き続き今回も同行のカメラマン・板谷さんは自ら開発したカメラシステム(CCDカメラを3機+録画機)を自転車に装備、結果自転車の総重量は16Kgに!清志郎の愛車約7kgと比較すると倍以上…スゴすぎる。
更に今回の番組の企画者であり、演出家のNHK中村氏もこの番組のためにDE ROSAの高級車を購入。張り切って付いていくと宣言。
★9:15
そんなこんなで、自転車組3名と他スタッフ11名。車は3台でいざ出発。深川から隅田川を厩橋で渡り、国際通りで浅草を通過。
★9:40
4号昭和通り(日光街道)を下る。渋滞のため自転車が先行。途中、NHK中村氏が立ちゴケするも難なく走行持続。
★10:05
県道49号に入る。
★10:20
草加の松並木にて一服休憩。
★10:37
出発。
★11:15
4号線をひた走る途中、東武野田線高架をくぐった付近で板谷氏の機材テープチェンジのため、一時停止。
★11:40
茨城県に入る。
★11:50
利根川通過。
★12:13
125号に入る。
★12:20
セブンイレブン総和新小堤店にて休憩。ドリンク補給と、梅干しを一つつまむ。カメラに囲まれた集団を、昼時と言うこともあって、近隣の方たちが集まり始める。記念写真などをするかたわらで、天下のNHKスタッフは親切丁寧に番組の放送案内メモを配っていました。さすが、ぬかりなし!!サイクルフレンドでもある筑波のショップオーナー、松永さんが合流。
★12:50
出発。
★13:00
栃木県に入り、旧4号線を下る。
★13:25
伴走車に思わぬアクシデント!コンビニ駐車場での接触事故に巻き込まれる。このツーリングに合わせるかのように購入した新車に降りかかった災難にかなりへこむ…。1時間あまり、地元警察の現場検証に立ち会い、一気に自転車一行とはぐれる。
★13:40
事故組を残し、一行は道沿いに見つけたそば処・とだ屋十平衛にて昼食。清志郎はカレーうどんを食す。松永さんと談笑後、出発する頃14:25、事故組と合流。
★15:15
栃木市にある大神神社、通称・室の八嶋に立ち寄る。芭蕉が旅立って最初の訪問先となった場所でもある。宮司の丁寧な説明を聞き入る。
★15:40
出発。県道2号を突き進む。後、国道352号に入る。
★16:05
日光を感じさせる杉並木が出現。この時点で標高240m。少々寒さが感じられる。
★16:50
いわゆる杉並木街道をひた走る。陽の光が遮断されているせいかかなり寒く、途中でアームウォーマーとレッグウォーマーを装着。
★17:10
再び出発。
★17:30
これまであまり登りという印象の無かったコースにかなりアップな道が続き、ついにNHK中村氏がギブアップ。伴走車がピックアップ。
★18:00
119号に入る。
★18:05
ついに東武日光駅前通過。
★18:10
初日ゴール!!今晩の宿に到着。コース的にも走りやすかったことと、松永氏の引率がかなり楽にしてくれたようでかなり余裕の初日を終えました。
・・・本日の走行距離150.17km
10月18日(金) 曇り
★8:50
全員集合で朝食をとり、8:30頃よりスタッフがスタンバイ開始。清志郎も前日の疲れも残さず、元気な様子で登場。
★9:00
出発。最初の目的地をいろは坂と予定していたものの、紅葉シーズン真っ直中の大渋滞を回避するため断念。旅館から向かいの東照宮へと移動。芭蕉も参った東照宮で宮司の小藤さんに説明を受ける。帰り際、差し出されたギターにサインを求められる。ついでに1曲という事で披露。遠足で来た小学生の団体に囲まれる。宝物殿脇に芭蕉の句碑もあり、そこも訪問。そのまま隣の二荒山神社へ移動。社務所にて健脚のお守りを求めると、元気のお守りを渡される。「今度、健脚のお守りも作っておいてください!」境内の休憩所にて甘酒で一服。
★10:30
出発。
★10:30
出発。
★10:50
歩道を500メートルほど行き、裏見の滝に到着。因みにここの標高は826m。
★11:23
出発。
★11:30
日光市立安良沢小学校到着。校内に移転された句碑を訪問。生徒が大声で俳句を詠んでくれました。
★11:40
出発。やっと本来のツーリングに戻る。
★12:04
順調に走行して、119号より121号に入った直後、セブンイレブン今市河原町支店前でカメラマン板谷氏のバイクがパンク。やはり機材の重さに耐えかねてか? 藤下メカの見事な手さばきで、数分の修理で再出発。
★12:30
鬼怒川渡る。
★12:57
昼食休憩。塩谷町県道461号沿いのそば屋やま和にて。山芋そばに+コロッケを。実はコレが結構好きっだりする…。
★14:06
店を出ると雨がパラパラと降りだし、急遽の雨対策に慌てる。清志郎のバイクに取り付けたGPSや板谷号の撮影機材をラップでくるみ、出発。
★14:23
県道30号に入る。これまでの平坦な道から、登りばかりに道になり、相当こたえている様子。NHK中村氏が遅れだし単独走になる。
★15:19
牧場地帯を抜け、蛇尾川パーキングにて休憩。血糖値をぐっと上げるコーラを回し飲み。皆、元気を回復する。
★15:40
出発。更に登り。
★16:09
県道17号に入る。那須に入り、更に登りが続く。直後、今日もNHK中村氏がリタイア。
★16:30
セブンイレブン那須一軒茶屋店にて自主休憩。登りが続き、寒さもこたえてかカップスープを食し、一服。
★17:00
出発。直後、那須湯本温泉街を抜ける。
★17:17
本日のゴール・殺生石着。濃い硫黄臭が漂う中、賽の河原を歩く。
★17:30
旅の疲れを癒すべく、600年以上の歴史ある共同浴場・鹿の湯にて一風呂。入りながらの取材。
★18:45
鹿の湯を後に本日の宿に到着。宿では藤下メカがアイシング教室を開講。清志郎はもちろん、身体に異常を来すスタッフ数名が悲痛の叫びをあげつつ、治療される。その光景はまさに野戦病院。全員目がうつろ…。その後「FUN」を見て就寝。
・・・本日の走行距離:86.60km
10月19日(土) 曇り時々雨
★8:56
昨晩のアイシングのせいか、清志郎は今朝も元気はつらつの登場。鹿児島ツーリングの際は1日目以外朝食をキャンセルしていたものの、今回は朝風呂&朝食をしっかりとってスタート。
★9:17
マッサージ後、出発。曇り空で且つ気温も低いため、着込んでの出発。かなり高所853mにまで登っていたという事実…一気に急坂を下り激走。
★9:44
芭蕉が道中、一晩の宿として宿泊した高久家に立ち寄る。代々、その時の模様が語り継がれており、迎えてくれたのは15代・昇一氏。芭蕉直筆の書き付けを見せていただく。
★10:33
説明を受け、いざ出発しようと外に出ると雨が降り出し、雨対策準備。
★11:05
県道178号に入り、雨天走行。しかし、一瞬で雨は止む。
★11:15
県道76号に入り、かつて西行法師が和歌を詠んだとされ、芭蕉もそれを追って訪れたという遊行柳に立ち寄る。たんぼの真ん中にポツンとある風情ある佇まいの脇で一服。
★11:35
出発。車が全く通らない農道、長~い登りを延々走る…。
★12:14
白河の関に立ち寄る。途中、休日を謳歌しようとドライブしていたおばさまの集団が乗り合わせた車とすれ違う。その後その車が引き返してきて、「ほら、忌野清志郎さんよ!」とゾロゾロ。皆さんと記念撮影。
★12:30
出発。県道76号をひた走る。
★13:01
懐かしき国道4号(初日、日光までのメイン・ルート)に入る。
★13:15
沿道のラーメン屋・木挽食堂にて昼食。味噌タンメンを食し、一服。曇りを保ちつつも下り坂のため、明日からの動向を心配し談。
★14:27
出発。少し、ペースを落として・・・などと言ったものの、かなりハイペースで4号ひた走る。土曜だというのに大型トラックがかなり多く。スタッフが緊張している。途中、ファンの方の車とすれ違う。こういう偶然はかなり嬉しいものです、お互いに。
★15:43
ファミリーマート4号善宝池店にて休憩。隠れた好物・チョコレートRummyを食す。しばし、かなりのハイペースに驚くスタッフと談笑。
★16:10
出発。ひたすら4号を下る。
★17:00
雨が本格的に降りだし、雨対策のため、急遽4号沿いのGS・ESSO二本松バイパス店にて諸々作業。一服の後、17:25出発。
★17:50
板谷号またしてもパンク。ホイールごと交換し、即出発。1日1回のペースでパンク。チューブの残量に焦りを感じるスタッフ陣です。
★18:30
福島駅付近を通過の後、信夫山トンネル通過。
★19:15
飯坂温泉駅前着。ここには松尾芭蕉の銅像があり、そこで1ショット。日本初のラジウム温泉発見の地とのこと。
★19:20
本日の宿に着。このツーリング最長距離(予定)を案外あっさりと制す。藤下メカも驚きを隠せず、走行後のマシンの手入れに入る。先行車からの大雨の情報をよそに、清志郎の走るところ何故かぴたっと雨は止んでいました。が、ホテルに着いたとたん土砂降りに…。
・・・本日の走行距離:150.49km
10月20日(日) 雨時々曇り
★7:35
昨日から降り続く雨天模様の中、一同集合して朝食。天候に関しての協議の結果 、様子を見た上での出発に変更。結果、少しでも前進しましょうとの藤下メカの提言により、目標より手前の仙台を目指すことに。この日から取材のため、サイクルスポーツ編集長・宮内忍氏合流。
★9:50
霧雨の降る中、集合。マッサージを受け、雨対策の格好で10:15出発。ペースメーカーとして藤下メカが初走行。
★10:30
医王寺に立ち寄る。源平の世、源義経と弁慶が兄・頼朝に終われ平泉に落ちのびる途中この医王寺に寄ったとされる。後年、義経ファンだった芭蕉がこの地を訪れた。まず、入口の料金所にいる門番の伊藤さんの素晴らしい口上に感心…。話は止まらず、清志郎はただただうなずくのみ。そして、奥さんが「大ファンだ」という副住職の説明の下、寺院内を歩く。芭蕉の句碑や宝物殿内には芭蕉像や義経の太刀、弁慶のが笈がある。お茶と地元産のリンゴを頂く。
★11:35
雨が止み、今だ、とばかりに出発。
★12:00
国道4号に入る。相変わらず交通量多し。
★12:35
国見峠を越え、宮城県に入る。寒さが身にしみ、途中小休止を挟みつつ前進。
★12:55
ペースメーカー・藤下メカを伴走車が回収。初日から清志郎の走りを絶賛していたが更に確信したとのこと。このペースでついていったら自分が死ぬ と…。
★13:45
国道沿いファミリーマート大河原新東店にて休憩。今日は昼食休憩を取らずに突き進むという予定で、ホテルで用意してもらったおにぎりを立ち食い。とにかく寒いとカップスープも食す。標高は27mと低く、アップダウンはないものの、体にはこたえているらしい。更に上下1枚重ね着をする。
★14:09
出発
★14:40
霧雨がぱらつく程度の天候がついに本降りに。
★14:45
体を震わせながらのゴール。普段と違う達成感を感じた様子で併走カメラマン板谷氏と乾杯。明日も雨との予報に周囲は不安の面持ち。
・・・本日の走行距離:86.56km
10月21日(月) 雨
昨日からの予報通り、朝から大雨、一時は強風…昨晩のうちに、本日の走行は断念していたため、久々の遅起き。
★12:30
ホテルのレストランに一同集合し、昼食(遅い朝食)。本日の予定を打ち合わせし、昨晩藤下トレーナーが紹介してくれた、地元仙台を中心にJリーグの選手やらスポーツ選手やらのサポートをしているというスポーツマッサージ師・金澤錬太郎氏の医院を訪れる。マッサージ、鍼などで、筋肉の疲労は一気に吹っ飛ぶ。
ホテルに戻り、サイクルスポーツと並んで清志郎のツーリングに注目を寄せて下さっている雑誌・BE-PALの取材をホテルロビーにて受ける。この模様は12月10日発売2003年1月号に掲載予定。
そしてOFFの醍醐味!? コインランドリーへ。溜まった洗濯物も自分で洗います。
その後、金澤さんと合流して地元お薦めの牛舌屋さんに。食後店を出ると雨も止み、明日への希望を抱きつつ、解散就寝。そんなこんなで、清志郎ツーリング史上、初の足止め…。昨日は無理を押して雨の中飛び出したものの、今日の天候にはあきらめざるを得ませんでした。
10月22日(火) 雨のち、やっと晴れる
★10:40
昨晩の予報に反して、相変わらずの雨模様。スタッフ一同、顔色も暗い。集合しブレックファスト。結局、天気待ちで部屋待機という決定。
★12:50
霧雨ぱらつく中、集合。昨日お世話になった金澤錬太郎氏も中盤まで併走することになり登場。なんとか青空が見え始め、スタッフにも笑顔が戻る。
★13:00
ついに出発。22号から8号をひたすら走る。金澤氏の引っ張り方(スピード)に驚愕。
★14:00
日差しも増し、ジャージを回収のため、沿道のファミリーマートに立ち寄る。同行中のBE-PALスタッフが体験走行。すぐにブッちぎられる。
★14:10
144号に入る。
★14:34
松島着。取材撮影をこなしつつ、雄島に移動。番組のハイライト・歌の収録。見事な天候と松島の絶景と観光船とをバックに「イヤシノウタ」を演奏。カモメと海も笑ってました。
★16:10
松島観光客用駐車場脇のそば屋・松島庵にて昼食。天ぷらそばを食す。今回のレポートを見てお気づきの人もいるかも知れませんが、毎日の昼食は麺類。食後の走行を踏まえると、あまりもたれない麺類が良いらしい。
★17:05
お店のご主人と奥さんに見送られつつ、出発。直後、伴走車は清志郎を見失い、27号をあたふた。
★17:20
45号にて走行中の清志郎を発見。その後、またしても見失う…。
★18:15
伴走車をよそに、自力で石巻駅通過。そのままホテル着。本来飯坂温泉から1日で来る予定だった道のりに3日かけたこともあり、余裕の走行だった模様。
・・・本日の走行距離:54.84km
10月23日(水) 快晴時々雨
★8:27
朝食をとり、もはや習慣といった感じで一同集合。スポニチに今回のツーリングの記事がデカデカと載って、さらに朝からワイドショーに取り上げられ、ゴキゲン。
★8:43
雲一つ無い空の下出発。しかし、風はかなりのアゲインスト。
★9:21
45号に入って、北上川沿いを延々走るルート。更に向かい風強し。
★9:38
342号に入り、のどかな田園風景が広がるが、折からの向かい風と大量のトラックに、いつもよりかなり遅いペース…。
★10:02
たまたまトイレ休憩で寄った遠山久里観光センターのママチャリライダー塚田さんの案内で、登米町の歴史建造物を案内されることに。教育資料館と警察資料館に立ち寄り、北上川登米大橋たもとにある芭蕉の道標の説明を聞く。
★10:49
別れを告げ出発。
★12:02
花泉駅前を通過し、セブンイレブン花泉堺田店にて休憩。デミタスコーヒーで一服。スポニチの影響か、通りがかりの人々に声を掛けられること多し。
★12:28
出発。
★12:50
一関に入り、急に雨が降り出し大慌て。軒先に逃げ込み雨対策に慌てるがなんて事はない通り雨。すぐに出発。
★13:24
平泉町に入る。今日のヤマ場・中尊寺の状況が、先発隊からの連絡によると高校の修学旅行生でごった返しているとのこと。よって手前のそば屋・泉橋庵にて昼食休憩。今日は走行距離もあるということでスタッフに勧められ、鰻のキモ焼きとドジョウ柳川、馬刺(ウマをもサス健脚に…の意味)などに舌鼓。更に名物・わんこ蕎麦にもチャレンジ。その感想は、「もっと落ち着いて食べさせてくれ」。さらにスポニチ効果をチェックするべく、インターネットをチェック。YAHOOトピックスにも掲載されていました。地味変のチェックも怠りません(皆様からの応援メールなどはこうした機会にちゃんと、本人にお伝えしています)。
★14:47
出発。すぐに中尊寺着。自転車を置いて参道を歩く。本堂、金色堂などを散策。途中、足腰のお守りを購入。清志郎の自転車のサドル下には3つ目の健脚関連お守りが付けられることに。平日だというのに年輩の参拝客でごった返しており、「せいしろうさんよ、歌手の…」との声が耳に入る。
★15:50
出発。4号に入り、またひた走るばかり。とにかく大型トレーラーが多く、自転車を抜き去る時に冷や冷やさせられること度々。
★17:10
かなり寒さが身にしみる中、セブンイレブン宮城築館店にて休憩。カップスープで暖をとり、スニッカーズで血糖値を上げ、一服。
★17:40
出発。398号に入り、小さな峠を越え、あとは途中トイレに寄るぐらいで黙々と走る。寒い中止まってしまうと、かいた汗が冷たくなり体を冷やしてしまうため、逆に体に負担をかけるのです。
★19:10
本工程の最長素行距離をものともせず、本日の目的地・鳴子温泉郷の宿に到着。藤下メカも絶賛していますが、今回の旅での清志郎のペダリングは見事!!
・・・本日の走行距離:151.06km
10月24日(木) 雲りのち雨
★8:36
いつも通り、スタッフ一同で朝食を取り集合。昨晩、今回のヤマ場・あの人に会う部分の収録の都合上、行程の変更を余儀なくされ、本日の目的地が変わりました。前日のスポニチ掲載以来、NHKの地方局より取材以来が殺到。第一弾、NHK仙台が取材に。しばし、インタビュー。
★9:12
寒さがしみる中、出発。江合川沿いをいきなりの登り…。僧侶姿の芭蕉が脱藩者・忍びの者ではないかと怪しまれ、長々と取り調べを受けたと言われる番所だった尿前の関を通過。
★9:55
山形県に入り、封人の家を見学。ここは芭蕉が立ち寄った唯一現存する建造物で、国境を守る役人の家として使われた家です。隣接する茶屋にて一服。常に食っているとの評判が出ている藤下メカの薦めで焼き団子をほおばる。
★10:24
出発後はずっと下り。
★11:41
新庄市に入り、ファミリーマート新庄鳥越店にて休憩。缶コーヒーで一服。
★12:06
ファミレス・COCO’S新庄店にて昼食。居合わせたたくさんの方に声を掛けられつつ、担々麺を食す。さらに珈琲と紅茶を流し込む。
★13:15
たくさんの方に見送られ出発。少々迷いつつ国道47号を走る。
★14:11
最上川沿いを走っていると雨がぱらつき始める。気温は11℃。
★14:34
県道45号に入る。立谷沢川沿いを走行。
★15:00
立谷沢農協にて雨対策をするため休憩。職員さんが館内にスポニチを貼っていたため、すぐに皆さんが気付いてくれる。
★15:25
出発。
★16:00
山形県は立川町瀬場に入り、村人にあの人の家の場所を尋ねる。更に突き進み大中島に入る。
★16:05
ついに、清志郎が自転車に乗るきっかけを作ったあの人に対面!!雪崩事故に巻き込まれたご子息と、それを助けたお父様です!清志郎にとってオーティス並に尊敬の念を与えたと言っても過言ではない、この方々の全貌はもちろん12月OAの番組(NHK「ツール・ド・奥の細道」放映は終了しております)で!!
★17:20
惜しみつつお別れ…。空からシトシトと雨粒が落ちる中、出発。
★18:04
本日の目的地着。今夜は宿坊(出羽三山の羽黒山神社参拝客を泊めるための宿)の一つに宿泊。
・・・本日の走行距離:112.38km
9月25日(木)
★9:07
手作りの味噌でこさえたみそ汁が大人気を博した宿坊のおばあちゃんに別れを告げ出発。
★9:13
羽黒山神社への大鳥居前でサイクルスポーツ編集長・宮内さんが呼んでくれた地元のサイクリストとの合流。今日はちょっぴり観光的なツーリングになる予定。いざ出発。地元サイクリストだからこそ走れるクルマの通りの少ないのどかな田舎道を走る。
★10:10
昨日走った最上川沿いの道を反対に向けて走る。最上川白糸の滝ドライブインで休憩。
★10:45
ライン下り乗船場に到着。さらに10名ほどのライダーと合流し、そのままライン下りの船に乗船。清志郎は愛車と共に乗船し、ライン下りを楽しむ。
★11:34
途中の対岸にて、地元のいも煮作り名人の用意してくださったいも煮会に参加。いも煮汁と岩魚の塩焼きなどに舌鼓。お礼に1曲。その後、ライン下りを上る逆走で出発地点に戻る。
★13:00
地元サイクリストと、延べ15名ほどで県道30号をひたすら走る。久々の日差しのある空の下での走行はのどか。しかしここでトラブル発生!ここからずっとツーリングに参加したマネージャーが、20kmほど走ったあたりの下りカーブを曲がりきれず、そのまま5mほど下の川に落下。自転車は大破!しかし本人は奇跡的に無傷。死んでもおかしくない状況でした…。
★14:10
カメラマン・板谷号が久々にパンクし、小休止。
★14:25
あったまりランド深堀にて休憩。
★15:40
一団は国道13号に入り、猛スピードのトラックなどに肝を冷やしつつ、山形空港前交差点にて小休止。
★16:00
13号・貫津交差点にて地元サイクリストの皆さんと別れる。一路、立石寺に向けて走行。
★16:30
立石寺着。延々と続く石段を一段一段登り、本来なら往復1時間は掛かる道のり。しかもココまでで100km以上を走破した清志郎には、ちょいとヘビー。さらに暗闇も迫りつつあったため、大事をとって中腹にて下山。
★17:18
出発。
★17:42
天童市内のホテルに着。その後、地元NHK山形が取材に訪れる。
ついに残り1日という事で何だか、惜しい気持ちも募りつつ本日の行程終了。ほとんどの行程を、総重量約16kgのカメラを積んだ自転車で併走した板谷氏の走行も本日で終了。その驚異の走りにスタッフを何度も感動させてくれました。本当にお疲れさまです。さあ、明日は最終日!清志郎単独走で象潟を目指します。明日の感動のゴー ルをご期待下さい。
・・・本日の走行距離:114.77km
10月26日(土) 濃霧のち晴れ、一時雨のち奇跡の虹!!
★8:35
ホテルの部屋が乾燥していたためかちょいと風邪気味にもかかわらず、元気に登場。最後の目的地象潟を目指し、最後の単独走。入念なメンテとマッサージ。
★8:51
出発。濃い霧の立ちこめる13号を延々と進む。
★10:31
HOT SPAR南新庄店にて休憩。缶コーヒーで一服。
★10:45
いつもより、早めに出発。
★11:32
県道344号に入ると紅葉が素晴らしく、しばし観光気分に浸りながら山道を走る。br />
★12:56
山間部を抜け、ポツンと点在する地元民のための商店と言った趣の酒屋・池田商店前にて休憩。藤下メカも驚愕のペースに少々ストレッチを。強風のため、タイヤ交換。
★13:15
出発。
★13:30
県道345号に入る。雄大な鳥海山をバックに走る。
★14:00
国道7号に入り、ついに日本横断!道の駅鳥海店にて昼食。味噌ラーメンと餃子を食す。空模様が怪しくなってきたため、早めの出発。象潟で地元の皆さんがゴールにて待機、結構な盛り上がりになっているとの情報。
★14:51
出発。
★15:27
国道沿いの峠の茶屋にて小休止、即出発。
★15:46
ゴール手前の角を曲がるといきなり雨が降り出し、スタッフは大慌て。しかし、ついに象潟海岸にゴール!!さらに絶妙のタイミングで、空に大きな虹が出現!!総勢100名ほどの地元の方たちに歓迎、そして祝福され、花束の贈呈を受ける。お祝いムードのなか、皆様を前に砂浜にて一曲!!その後、このツーリングを成功に導いたスタッフに胴上げされる。今年も、足止めとか何だとか色々ありましたが無事完走しました。楽しみにご覧頂いた皆さんありがとうございました。今後もさらに清志郎はいろいろと挑戦し続けると思いますが、その時は皆さん、どうぞご声援をよろしくお願いします!
・・・本日の走行距離:140.79km
tour de 奥の細道
総走行距離:1047.66km